竹友社スイス "Großerworkshop"
まだ夏の気配も残る9月の第1週目の週末2日間に渡り、スイス、バーゼルにて竹友社スイス主催のワークショップが行われました。コロナ禍の下、まだ様々なことにお互いに気をつけながらも、熱心に勉強する参加者の方達に励まされたように思います。
古典曲は三味線、歌、箏に加えて尺八で古典三曲という名にになりますが、箏を勉強する方達は尺八以外のパート全てを勉強することが基本です。三味線と箏、異なる楽器、そして歌(地唄)と覚えることはとても多いですが、それぞれの楽曲を理解するのには通らなくてはいけない道のりです。私自身、その奥の深さに時に苦しみ、発見があることに喜びを見つける一人です。古典曲からみえる、文学、日本人の感性、掛け言葉など日本語の豊かな一面、日本語のイントネーションにつながるメロディの上下行など、その面白さは数えればキリがありません。
竹友社スイスは伝統的な普化尺八を基本に、合奏の場合、古典三曲に力を注いでいます。私もそのおかげでヨーロッパで三曲の勉強ができること、とても嬉しく思っております。
この度、特に実行委員のウルスラ シュミッティガーさんには大変お世話になり本当に有難うございました。
またルツェルンでの年に2回の古典勉強会は続けて参りますのでご興味がある方は是非ご参加ください。
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