Stay home and music!

フランクフルトも春の陽気になって参りました。ドイツで外出制限令が出てから何日が経ったのか。。心落ち着かないニュースに気も滅入りがちになりますが、家でできる楽しみを見つけ出しながら過ごしております。

この状況を鑑み、3週間前から生徒さんにはオンラインでお稽古を始めました。もちろん今までお稽古は対面でマンツーマンと言う信条でやって参りました。細かい音色の違いや、力の使い方など目の前でしか出来ないことに重点を置いていたからだと思います。

オンラインという制約の中で何が出来るのか、

まずは一緒に演奏できないので基本生徒さん一人で弾く事になります。これは人によっては心細くなるかもしれませんが、逆にそうするしかないので心が強くなると思います。

私自身が理解してほしいことをより具体的に考えて明確に伝えなければいけません。これは本当に私自身の訓練になります。

また注意すべき点(爪の当てる角度や位置、左手の動き方など)に焦点を当てて、様々な角度からカメラを当てて見せるようにしています。

細かい事を伝えられるようタイミングを考えながらコミュニケーションをとる必要があります。

本手、替手のある二重奏では、メトロノーム付き練習用の音源を作って、それにあわせて合奏してもらったり合奏ができない事を補う方法を考えています。

出来ることは結構あるのかもしれません。まだまだ試行錯誤ですが頑張ってみます。

何よりもこのような環境になってもなお箏、三絃を弾きたいと思って練習を続けてくれている生徒さん方に私が励まされています。

どうか皆様も心身共に健康に留意してご自分を大切にしながらお過ごしください。

また穏やかな日常に戻り、皆さんに直にお会いできる日を心待ちにしております。



Naoko Kikuchi Koto und Shamisen Schule in Frankfurt

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